「主の祝福を祈る」

看護士として使命を感じて、長年仕事をしているクリスチャンの看護士さんがいました。彼女は結婚を願いながらも出会いがなく、まだ結婚をしていませんでした。そこに後輩で、人間関係が上手くなく、ほかの仲間とも上手くいかない看護士さんがいました。その後輩看護士は、ベテラン看護士さんに出会うと、『どうして結婚しないの』といやみを言うのです。その事はベテラン看護士さんが最も気にしていることなので、言われるたびごとにカチンときて心がむかつきます。そして、どこかで仕返ししてやりたくなる気持ちがだんだん大きくなってきました。それで、このことを信仰の友人に聞いてもらいました。すると、その信仰の友人は『あなたの心はフイルムで、相手の心はスクリーンですよ。だから、自分の不十分さ(欠けている所)を知ることが大切ね!そして、お祈りであなたの心にある本根を全部はきだして、イエス様に聞いてもらうことよ。そして自分の今ある状態すべては、イエス様が与えてくださった恵みと信じることよ。そして結婚も、必ず良い時に、あなたにふさわしい相手が与えられることを信じて祈ることよ。』と言われました。その通りに祈るようにすると、少しずつ、あの後輩に対する非難の気持ちがなくなって、感謝の心がでてきました。そして、こんどはその人に対してあわれみの心がわいてきました。そしてある日、またいつものように、あの後輩が『いつまで独身』といやみっぽく声をかけて来ました。その時彼女は、いつものように黙っているのではなく、『あら、私の結婚のことそんなに心配してくれてありがとう。』と言うことができました。すると相手は『なにいってるの。あなたのことなんて思ってなんかいないわよ。皮肉を言っただけよ。』と言い返して来ました。しかし、彼女はひるまず『少しも皮肉に聞こえなかったわ。あなたからのとっても温かい思いやりのある愛を感じたわ。』と言いました。一一一すると相手は少し黙ってしまいました。そして『私、生まれて初めてそんなこと言ってもらった。』こう言ったのです。

私たちは誰かに批判されたりすると、すぐ仕返しをしたくなります。それは私の内に罪があるからです。この罪を主イエス様の十字架につけて、すべて捨て去らなければ、同じことの繰り返しです。ですから毎日、繰り返すこの罪を悔い改めて、イエス様によって新しくされましょう。そしてイエス様の愛を聖霊によって満たしていただき、あなたの相手を愛しましょう。
「私はキリストとともに十字架につけられました。もはや私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられるのです。いま私が、この世に生きているのは、私を愛し私のためにご自身をお捨てになった神の御子を信じる信仰によっているのです。」ガラテヤ2:20
「信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい。」ヘブル12:2