戦後まもない頃の茨城県でのことです。
しかし同時に、礼拝を妨害する人たち、 この町から出て行けという人たちもありました。
ある日、 宣教師宅が放火されました。 それはあまりにもむごくつらい事件でした。
その日は夜の礼拝で、 先生たちは留守で、 2才のひとり娘ダマリスちゃんが寝ていました。
「 子どもが中にいるんです。」とさけぶクンツ宣教師に「先生、 神様の手に、イエス様の手におゆだねしよう。」 と同労者の持永先生に引きとめられました。宣教師館は全焼。
事件後、 石岡の人たちは、クンツ夫妻は日本を赦せず、 すぐにドイツに帰国するだろうと思いました。
「一粒の麦は地に落ちて死ななければ一粒のままです。
しかし、 死ぬなら、豊かな実を結びます」ヨハネ12:24( 百万人の福音9月号より)
この証しは、 イエス様が私たちの罪のために十字架で身代わって死んでくださ ったようです。
ひとり娘(ひとり息子) が死ぬことによって多くの実を結ぶことができました。
しかし日本人を赧し、 神様の試練に耐え、神様を信じる信仰は揺るぐことがなく、 日本の茨城の地に福音を宣べ伝えました。 私たちもアブラハムの信仰にならい、試練に耐え、 神の御言葉に忠実に従い、 福音を宣べ伝えて多くの人々が救われる祝福にあずかりましょう。