「伴走者なる聖霊様」

ブラインドマラソン走者

 

盲人である私が、ブライントマラソンに参加するには、伴走者と共に走ることです。

私が注意することは、まず伴走者の声を聞くことです。伴走者と会話を積み重ねることによって、どのように走ったら良いのかわかってきます。そして伴走者への信頼(信仰)です。

必ず最後まで導びいてくださると信じきることです。

盲人ランナーと伴走者は、1つの輪になったロープ(ひも)を互いに持って走ります。

この時、腕の振りがランナーと伴走者とが一致していなければロープを引っぱってしまうためうまくいかないので、お互いに合わせなければなりません。伴走者はランナーの目になります。

ランナーは見えている景色や周りで何が起きているか走る路で何があるかその状況の説明を聞き、判断して走ることになります。そしてこちらの不安なことや知りたいことを質問してしっかり聞くことが大切です。

たとえば伴走者が『10m先に45度のカーブがあります』または『この先ぬかる所があり、滑りやすいです』または『この先登り坂が1Km続きます』そして『最後あと500mです』などと言う声を聞いて走ります。そのために、いつも伴走者と呼吸を合わせて信頼して従って走ります。パラリンピックの主役は弱い障害者であって伴走者ではありません。

 

弱い人間である私は共に走る伴走者なる聖霊によって力づけられて、勇敢に大胆に走ることができるのです。私たちクリスチャンも、信仰のランナーとして、伴走者なる聖霊と共に走ります。

聖霊は霊的に盲目で弱い私たちを助けてくださいます。(ローマ8:26)

 

そして、その助け方は助言者(イザヤ9:6)です。どのように走るかは、いつも声をかけてくださいます。「あなたが右に行くにも、左に行くにも、あなたの耳はうしろから『これが道だ。これに歩め。』と言う言葉を聞く」(イザヤ30:21)弱い私たちは、聖霊様という伴走者によって から解放され(ローマ8:2) 神様との正しい関係になり(義と認められ)(ローマ8:10) 神の子とされ(ローマ8:14) いのちと平安が与えられ(ローマ8:6) キリストと栄光を共にする(ローマ8:17)ことを確信して導かれていきましょう。

 

 

「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。」ローマ8:28