「家族の救い 熱心に祈る」

彼女は40年ほど前、友人に家庭集会に誘われ、聖書の学びをいたしました。

その家庭集会が家から遠かったので、紹介されて近くの教会に行くようになりました。

教会の年上の方々に可愛がられ、お世話してもらいました。

そして、しばらくしてから洗礼準備会の学びをして40歳で洗礼を受けました。

 

彼女は「私は今まで自分の罪に気が付きませんでした。神様が天地を造り、支配していること。そして自分が神を知らずに生きてきたことが、大きな罪だということを聖書から教えられました。

そして、この神を信ぜず、自分勝手に生きてきた罪を赦してくださるために神の子であるイエス様が十字架に身代わりとなって死なれたこと。そして3日目によみがえって私に永遠の命を与えてくださったことを信じます。」と

はっきりと信仰告白をいたしました。彼女は家族の救いの使命をいただき、ご主人、娘さん、息子さんのために祈ることを始めました。そして娘さん息子さんを教会学校に連れて行き、中学生になった時、洗礼を受け救われました。彼女は、ご主人の救いのために一生懸命教会の特別集会に連れて行きました。

しかし、ご主人は決して信じるとは言いません。

 

そうこうしているうちに彼女はガンになってしまいました。

そのような時も、信仰を失うことなく病院に牧師に来ていただき、癒やしの祈りをしてもらい、ご主人にご自身の信仰を伝えました。神様はその祈りに答え、ガンを癒してくださいました。しかし、それから10年がたち、お互いに病気がちになりました。ご主人も入退院を繰り返すようになり、牧師先生に祈ってもらうようにもなりました。

彼女もまた、血液のガンにかかり入院し、苦しい毎日をすごすようになりました。そのような中、丁度彼女もご主人も一時退院がゆるされた時、これが最後のチャンスだと思い、牧師先生にご主人の個人伝道をたのみました。それは、彼女はこの世での命がもう短いと医者に言われていたからです。

彼女は今まで40年間、信仰を持ち、家族の救いのために祈り続けて来たことを淡々と語りました。そして最後にご主人がイエス様を信じて一緒に天国へ行ってほしいと願ったのです。

それを聞いて牧師先生は、単刀直入に言いました。

「ご主人、あなたは自分を罪人だと思いますか?」「はい。そう思います。」

「あなたは罪が赦されて、奥様と同じ天国に行きたいと思いますか?」「はい。思います。」「では、イエス様を信じましょう!私の後について、くり返しお祈りください。」するとご主人は、素直になって、牧師先生の後についてこう祈りました。「私は罪人です。この私の罪のためにイエス様が十字架で身代わりとなって死んでくださり、心から感謝します。また3日目によみがえって、天国へ行く希望の道をそなえてくださり、ありがとうございます。

今日、私はイエス様を自分の罪からの救い主と信じます。今、神の子とされたことを心より感謝いたします。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン」すると彼女は、長年の祈りに主が答えてくださったことを目の当たりにして涙を流して主に感謝しました。

彼女は家族の救いのために長い時間忍耐し、祈り続けました。神様を信じて40年以上かかりました。

しかし神様は必ず答えてくださることを確信をもって祈り続けた結果です。

 

「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。」使徒16:31