「赦せない時は恵みのとき」

      神父:晴佐久昌英師

       改作:白石 剛史師

・「赦せない時は 恵みのとき

またとないチャンスをもらったのだ

自分の醜さを見つめるチャンスを

・赦せない時は 恵みのとき

またとないチャンスをもらったのだ

神様に食ってかかり

神様と格闘するチャンスを

そして 神様なしには生きられない

自分を発見するチャンスを

・赦せない時は 恵みのとき

天に向かって思いのすべてをぶちまけどうか憐れんで下さいと必死にすがり

深夜 疲れ果てるまで悔し涙を流し

一人 ことばを失って膝まずこう

この私を愛して生み

わが子と呼んでいつくしみ

そっと抱き上げ 一緒に涙し

暖かく包んでくださる

神様の御手を感じよう

・赦せない時は 恵みのとき

またとないチャンスをもらったのだ

まことの親に出会えるチャンスを

赦すことがどれほど大事(おおごと)かを知っている 救い主と出会えるチャンスを

・赦せない時は 恵みのとき

いつか 流した悔し涙の分だけ

彫りの深い器となり

人としての渋みを増し、

 

自分の醜さにより深く気づき

自分はそれでも神の子だと知るだろう

「こんな私でも赦されているのだ」と