「祈って決めなさい」

私が大事な相談をしに母のところに行くと決まって返ってきたのが、この言葉でした。

『祈って決めなさい』そもそも、あまり親に相談することなく歩んでいた。

一一一それでも将来のことや卒業後の進路のこと、伝道者の道に進むことなど、自分にとって大きな判断や選択、決断をしなければならない時、それでいて、なかなか1人では決めきれない

『ここぞ』という時には、母のところに相談に行った。私は、父がすでに亡くなっており、親と話すのは母だった。一一一思い切って母のもとに行き、少しあらたまって自分の思いを口にすると返ってくることばは『祈って決めなさい』一一一せっかく思い切って自分の悩みを打ち明けているのだから、もう少し何か言いようがあるのではないか。また、時には『もう少し何かないの?』と聞き返したこともあったほど。

それでもやはり、母の答えは変わらずいつも『祈って決めなさい』そして母は『それはあなたが祈って決めなさい』また『それはひとりで祈って決めなさい』一一一『祈って決めなさい』は、母の神様に対する信頼の証しだったと思う。一一自分の人生を神様の御前で決断するように。祈って決めたなら、そのように進むように一一神様に応答するひとりの人格として、御前に出て、神様と格闘して、神様の御声を聞いて進み出すように。

一一という母の祈りがこめられていたと思う。(百万人の福音1月号より)

 

『祈って決めなさい』このことばは、私にとっても同じことが言えると思います。
それは困った時、悩んだ時、相談する先輩の牧師はいつも決まって『祈りなさい』そして『私も祈っているから』でした。しかし、今この年になって多くの相談を受けるようになり、この同じ返事を自分も使うようになりました。
教会は、イエス様が言われたように、『祈りの家』です。祈りの家で祈るなら、神様は必ず答えてくださいますM.A
そこでイエスは、彼らに言われた。
「祈るときには、こう言いなさい。
『父よ。御名があがめられますように。
御国が来ますように。
私たちの日ごとの糧を毎日お与えください。
私たちの罪をお赦しください。
私たちも私たちに負いめのある者をみな赦します。
私たちを試みに会わせないでください。』」ルカ11:2~4