「今日まで、私がイエス様に守られ過ごすことが出来たことを心から神様に感謝いたします。
また、私の為に教会の皆様が、祈り支えて下さり有難うございます
。2007年1月3日、息子:Sが天国に行きました。このことは、私にとって大きな出来事でした。
息子の死を通して本当の神様イエス様を知ることになったからです。昨年の11月14日の事です。
朝、突然、N子ちゃんから電話が入りました。息子が話があるというので、なんだろうと思いつつ聞きに行ってみると、それは、私にとって信じ難い事でした。息子が癌であるという事です。以前から、仕事がら息子の様子が思わしくないから、薄々感づいてはいましたがやはりショックでした。重たい心を引きずりながら息子の世話を続けていました。
掃除をしたり、洗濯をしたり、食事の支度をしたり、毎日できる限りの事をしていました。
それまでは、よく自転車で教会の交わりに行ったり、散歩に出かけては、私の家に帰りによって休んで行きました。
横になっている背中をマッサージしてあげると『嬉しいなーおふくろ。』と言って喜んでくれました。
それでも、だんだん出来なくなり食事も食べられなくなってきました。
12月2日救急車で緊急入院。午前11時からあらゆる検査が始まりました。それからと言うもの、毎日具合が悪い日が続き血圧は下がる一方、この間何度も牧師先生夫妻が訪ねて来て下さり、教会の皆さんが祈っていることを聞きました。12月10日、ちょと元気になって、教会のクリスマスの昼食会の為に一生懸命、献立を考えたりしていました。
私は、毎日息子の看病に当たっていました。12月5日から3日ほど息子は意識の無い状態でした。
もう駄目かと思っていると突然目を覚まして『俺は、2泊3日の旅行に行ってきた。イエス様に会ってきた。とても良いところだった。』と話すのです。その顔はとても喜んで生き生きとしていました。
そして、『娘のIの声で目が覚めた。』この話を聞いて『本当に神様は居るのかしら?』と思うようになったのです。
その後も、その思いは消えず、息子の世話を続けていました。息子はどんどん変えられて行きました。
私に何度も『ありがとう。ありがとう。』と言うようになり『おふくろ。洗礼を受けてくれ。イエス様を信じてくれ。』と言うのです。また痛みで夜眠れなくなる時も何度もあり、N子ちゃんに『祈ってくれ。』と。そして祈ると必ず祈った通りに痛みが治まり、祈った通りの時間まで眠ることが出来たのです。私は、自分の目を疑いました。
本当に、イエス様に祈った通りになるのを毎日見て『神様は本当にいる。』と確信するようになりました。
息子が私に洗礼の勧めをする事に、迷うことなく返事を返すようになり、息子も安心してくれました。
息子は毎回『おふくろ。祈ってくれ。』と私に言いました。たどたどしく私が祈ると『もっと、しっかり。』と発破をかけられました。また『おふくろが、居てくれて助かったよ。おふくろ有難う。』と声をかけてくれました。
こんなに変えられた息子を見て、本当にイエス様がいる事を確信しました。
息子を見ながら代われるものなら、自分が癌になりたいとも思いました。
自然の順番なら私なのにと思ったり、心が張り裂けそうに痛みました。自分が死にたいと思いました。でも今は、息子の待つ天国を夢見て、まだ、孫のIも中学生です。Mの家族もいるし、頑張って生きなければと思います。私が洗礼を受ける為に牧師先生から教えられた事は『私の罪の為に、私の咎の為に、イエス様が身代わりとなって十字架にかけられて裁きを受けて、死んでくださったこと。そして、3日目に復活して、新しく生きる命を下さったこと。』
私は、このイエス様を信じてこれからの人生を神様と共に歩んで行きたいと思います。私の確信の御言葉をお読みします。
『神は実にその独り子(イエス・キリスト)をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子(イエス・キリスト)を信じる者が、1人として滅びる事なく、永遠の命を持つ為である。』ヨハネ3章